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アフターピルのアイピルでもしもの避妊失敗に備える

2020年02月07日
カプセルが乗っているスプーンと葉

避妊目的で低用量ピルなどを服用するときは、毎日定期的に服用を忘れることなく継続し、休薬期間も遵守しながら間断なく継続することが必要になります。しかし下痢や腹痛などの体調不良の状態では、ピルの有効成分の消化管からの吸収が乱れることがあり、避妊効果が不十分で妊娠のリスクが高くなります。つまりピルの服用を継続していても、消化管の状態によっては希望しない妊娠の可能性は否定できないわけです。とりわけピルの服用を忘れることで、妊娠する可能性を10%程度上昇すると推測されているのです。また失敗する事例として、想定されるのはコンドームの使用に失敗した場合です。コンドームには使用期限があり、期限をすぐたような劣化したコンドームでは、破れてしまう可能性があります。また正しく装着しないことで、コンドームがずれてしまって、精液が子宮内部に移行する状況です。

このように希望しない妊娠のリスクが高い状況に遭遇しても、諦める必要がありません。事後的に避妊を可能にするのがアフターピルになります。アフターピルが避妊効果を発揮するメカニズムは排卵を抑制することと、受精卵の子宮内膜への着床を防止する両面からなります。つまりエストロゲンとプロゲストロンの両方を緊急的に補給し、ホルモンバランスを妊娠時に近い状況にしてくれます。一般的なピルとことなるのは、ホルモンバランスの変化を短時間で可能にし、排卵を阻害する点にあります。仮に精子が子宮に入り込んで卵子と受精してしまっても、受精卵の着床を強制的に妨げることで結果的に妊娠を防ぐわけです。

アフターピルのなかで代表的なのがアイピルになります。アイピルは避妊に失敗した場合に、緊急避難的措置を可能にするモーニングアフターピルです。有効成分にレボノルゲストレルが使われている先発薬ノルレボのジェネリック医薬品になります。その効果は明らかで、原因となった性行為後72時間以内に、アイピルを服用すると概ね80%の確率で妊娠を防止する効果を有しているのです。もっとも性交後理論上は120時間は避妊が可能です。しかし性行為のあと時間経過に比例して、避妊率が低下することになります。明らかに避妊に失敗した時はもちろん、下痢などの体調不良のときも強制的に妊娠のリスクを低減するべく、アイピルの服用が必要です。

アイピルに代表されるアフターピルは、消化管の機能が乱れる・コンドームでの避妊に失敗したなどお原因行為のあとに、いかに迅速に服用することができるかが妊娠を防ぐためのポイントになります。そこで事前にアイピルなどのアフターピルを準備しておくことで、緊急事態に直面してもあわてることなく効果的に妊娠を回避することができます。そのため常備薬のひとつにアイピルを加えるのも合理的な選択といえます。アイピルの使用期間は二年間と長期間にわたるので、常備薬にもピッタリです。いざというとき手元もそなえることを心がけましょう。